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編集後記

ようやく終わりまで来ることができました。ちょっと偉そうですが、編集後記なんて書いてみました。

まず、ここまで読破してくれた皆さん、本当にどうもありがとう。途中で間隔があいてしまった時に応援のメッセージをもらったり、思いもかけない人に「楽しく読んでいる」と言ってもらったりしたのはとても心強かったです。ありがとうございました。

それから一緒に旅行を共にしてくれたマイク(maiko)にもここで改めて心から感謝したいと思います。素晴らしい写真を沢山撮ってくれてここで使うことを快諾してくれ、その上、忙しい中文章チェックまで頼まれてくれました。写真をここまで活用した他にあまりないスタイルの旅行記を仕上げられたのは彼女の助力と才能に負うところが大きいです。

最後に自分の感想ですが、この旅行記をまとめるのは思った以上に大変でした。単発ものの旅行記や写真付きのブログ日記などは今までも好きでやっていたし、今回のイラン旅行は僕が今まで行った旅行の中でも一番面白かったものの1つ。新鮮な発見が沢山あったし、たくさんのイラン人によくしてもらったので、イランから帰ってきた時は旅行記を書く気満々だったのですが、いざイランの面白さを伝えられるような形で1週間の旅行をまとめるとなるとこれが大変で。文章はもちろんのこと、写真整理、写真選びとレタッチ、全体の構成、WEB作成、などなど想像をはるかに超えて作業量が多く、それで面倒くさがって時間が経ってしまうと記憶が薄れ思い出すのが大変になってしまい、なんていうのを繰り返していたので、日の目を見るのが危ぶまれる事もしばしばでした。

そんな中、なんとかこうして最後まで来られたのには、国際列車で仲良くなったイラン人、ルードベ君の言葉がありました。「日本に帰ったら友達とかにイランのことを紹介してくれよ。そういうことを通じて、両国がもっと理解し合えて、関係が良くなって、行き来が増えていければ、どんなにか素晴らしい事だと思わないかい?」

イランから帰国してからのこの1年間、ちょくちょくイランがニュースに登場しているのを見ていましたが、僕の見てきたイランというのはこれっぽっちも登場しません。こんなに素顔を知られていない国、いや、素顔を誤解されている国もそうそう無いだろうな。そう思うたびにルードベ君の言葉が脳裏をよぎり、面倒くさがる自分を激励してくれました。こうして旅行記を何とかまがりなりにもまとめる事ができた今、僕は彼の言葉に少しは応える事ができたと言えるかな、なんて思っています。

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