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おまけ − トルコ編

イランからの列車を降りた街がマラトゥヤ。街自体はさほど観光するようなものはありませんが、アンズの名産地として有名。

ちょうどアンズのシーズンだったのは幸運で、さっそく試してみたのですが感動の美味しさ。アンズはこんなに美味しいものだったのか、、、。しかもとっても安いし。
街並みを見ていると違う国に来たんだなあ、と実感させられます。
スイカ売りのおじちゃん。言葉はあいかわらず分かりませんが、文字と数字がローマ字になったので雰囲気が随分違います。
街行く人々の格好が大分見慣れた感じになってきました。イランから来ると、雰囲気もどことなく馴染みのある世界に帰ってきた気がします。
顔に関してはイランで見たような顔立ちの人もいますが、いかにもトルコだっていう顔だちも。

イランから来るとトルコはもうすごく欧米的な文明国に見えます。服装、街並み、大型チェーンのスーパー。しかし、このマラトゥヤという地方都市では、観光客が珍しいんでしょう、ホスピタリティという意味ではイランに負けず劣らずすごかった。パン屋の前に通りかかって見ていると、もってけもってけと言って袋にたっぷりの焼きたてパンをもらってしまいました(これがうまかった!)。八百屋のおにいちゃんには果物を、お茶屋さんではお茶を、レストランではボリュームのあるサラダを一品サービス、etc. 数時間でこんなにたくさんのものをもらったのは生まれて初めてかも、というくらいの勢いでした。アンズも美味しいし、この町はとても気に入ってしまいました。

しかし、こんなにホスピタリティを感じたのはトルコではマラトゥヤだけ。西の方、特に観光地化されたところに行くに従い、人々の感じもとても冷たく都会的になっていきました。いやな思いも結構したし、人としゃべるのは億劫に。イスタンブールでトルコ人にそんな話をしたら、「トルコも東の方は田舎だからね、メンタリティが違うんだよ」なんて言う人もいました。イランは楽しかったなあ、なんて思うこともしばしばでしたが、それはイラン人の国民性どうこうとは別に、都市か田舎かとか、観光地ずれしているかどうかとか、そういうのも大きいんだなということをトルコを横断して実感しました。

カッパドキアでは結構時間を使いました。確かに風景も古代キリスト教関連も面白かったけれど、自分的には1回行けば満足、というところか。
イスタンブールに到着。イスタンブールが旅の終着点というのは我ながら良い演出かも。
ヨーロッパから来た場合とアジアから来た場合とで印象は相当違うんじゃないかと思います。
トプカプ宮殿も行きました。イラン的な面白さは難しいですが、イスタンブールというのは世界に名だたる観光地。歴史のテーマパークという感じですごく面白かったです。現地の人と交流なんてしなくても良いから気楽に海外旅行を、という場合にはパリやNYと並んで人気の行き先だというのは納得。
町歩きも悪くないですよ。
そして、ご飯はイランよりも美味しいかも。イランもすごく美味しかったんですけれどね、バリエーションは間違いなくトルコの方が豊富。
イランと同じアジア、同じイスラムでも全然違いますね。

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