2007/02/17 土曜日 〜 02/22 木曜日

オーストラリア訪問A シドニー

さて、シドニー滞在の前半は忙しく過ごしていましたが、後半は少し時間ができて街をぶらぶらしたり、観光することもできました。ここではシドニーの写真とあれこれ感想などを書きます。

市内の中心部の一角。ヨーロッパ風の建築と近代建築が入り交じっています。奥を横切っているのはモノレールの軌道。街行く人々にはいろんな人種民族が混じっています。


右奥の時計のついた建物がシティーホール(市役所)。

市役所の前ではChinese New Yearを祝うのぼりがいっぱい飾られていました。多文化主義のオーストラリアらしいです。

ちなみに、2007年は中国でも韓国でもほとんどのアジアの国では、「ブタ年」です!

ダーリンハーバーからシドニー湾を望む。こんな感じの船着き場が随所にあって、水上フェリーで行ったり来たりできます。

ここから有名なオペラハウスの横を通ってシドニー観光の中心地であるサーキュラーキーまで行くフェリーに乗ってみました。

僕が乗ったフェリーは各駅停車で、あちこちの岬のような「停留所」にとまります。ほのぼのした生活光景。でも、このあたりに実際にすんでいるのはかなり裕福な人々ばかりなんだろうな。実際毎日、このフェリーで通勤通学、というのは考えにくい気がする。

さて、オペラハウスに並ぶランドマーク、ハーバーブリッジ。この形の鉄橋としては世界有数だそうです。橋の上を右からやってきた電車に注目してもらえればスケールがわかると思います。

さらに、この橋の上に上るツアーが人気だそうで、この写真もよく目をこらしてみるとてっぺん、国旗の右側に人が沢山いるのが見えるかと思います。

橋の向こうにオペラハウスが見えてきました。これは絵になりますね。僕もついついオペラハウスの写真ばかり沢山撮ってしまいました。そんなに撮ってどうするのってくらい。でも実はこれ、間近で見ると、意外と絵にならないんです。

さて、フェリーは橋をくぐって終点へ。側には超豪華客船なんかが停泊していました。

天気に恵まれたせいもあるのかな、みんながシドニーはとても美しいところだ、というのに納得。上の写真の中心部以外にも、ビーチやおしゃれなエリアなんかが結構ありました。

物価は意外と高いかなあ、という感じ。公共交通機関は初乗り200円、ファストフードで一食食べると800円とか。随分長いこと好況が続いているらしく、ある程度のインフレ率がありながらも豪ドルは強いまんまだそうです。天然資源のマーケットである中国やインドでの需要拡大が続いているのと、移民流入が今でも持続的に続いているのとで、しっかりした経済成長が続いているようです。

食べ物はおいしいです。ならではのものってのがほとんど無いんだけれど、ギリシャイタリアの移民が大きく食文化を変えて、そのあとから来たアジアなどからの移民がそれに拍車をかけている、と話を聞きました。

ならではの食べ物が全くない、というわけではなくて若干あるのですが、代表格はカンガルーの肉かな。みんなで食事に行ったとき、勧められて断る理由も無かろう、ということでチャレンジしてみました。レアでのステーキです。食べたのは、結構、良いレストランでした。感想としては、話のネタにはなるけれど、また食べたい、というほどではない、って感じかな。赤身の部分だったこともあってすごくあっさり淡泊な味わい。肉質はすごくきめ細かい感じでけっこういけます。あれこれ料理のしようもあるかも。ほんの少しだけ獣臭さがあるかな。うま味や風味がすごくある、という感じではなかったな。海原雄山が「所詮カンガルーの肉など」と言って取り合わなかったのを山岡士郎が可能性を認めさせ、至高のメニューにふさわしいカンガルー料理が誕生することになったエピソードがありましたが、まあそんな感じでしょう。僕はなんか有袋類はかわいくて好きなので、特に無理して食べなくても良いな。

その他、文化としてはこれだけの短期滞在じゃよくわからないな。あ、面白かったのは、3日目の晩、食事を一緒にさせて頂いたのが、イギリス人、ニュージーランド人、インド人、という顔ぶれだったのですが、スポーツは何か見るの?ときかれて野球と答えたら、そこから一気にクリケットの話へ。試合の形式の話やルールの話等々熱く語られてしまった。5日間連日で対戦するシリーズなどあるそうです。あと、ラグビーのことも話していたな。なんでも2種類ルールがあるんだとか。ここら辺、多国籍でありつつ、イギリス文化圏か、と別世界に来た感が。。。

イギリス文化といえば、オーストラリア英語もつらいな。基本はブリティッシュアクセントで、そこからして苦手なんだけど、そこからさらに一ひねりも二ひねりもはいっている。あと、使う単語も結構違ったりします。で、これがまた人に寄るんだな。僕が今回お世話になった人々はいろんな国からの人が混ざっていることもあってかなり聞きやすくてほとんど問題なかったのですが、しかし空港とかホテルとか街中での英語がつらい。。。早口で言われると全然ついていかないんですよね。「エイ」が「アイ」になる、っていうのも頭でわかっていてもゆっくり言ってもらわないと変換作業がついていかない。空港で、グダイグダイ言っていると思ったら、Good day! っていってくれているんだとあとから判明。シカゴだったらHave a good one! っていうところか。ホテルで、Okay, lovely. なんて言われたのもイギリスっぽいのかな?レストランで、シュリンプを注文してもさっぱり通じず、「ああ、prawnのこといっているの」なんて言われる始末。アメリカ人でも最初はとまどうそうです。アジア系のオーストラリア人だと問題なく意思疎通できるのですが。ニュージーランドもそんな感じらしいですが、しかし、オーストラリア人とニュージーランド人に言わせるとお互いの発音は全然違いどっちの方が良いかとか張り合うとか。

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