2007/02/17 土曜日 〜 02/22 木曜日

オーストラリア訪問@ 首都キャンベラ

急にシドニーに用事ができて行くことになりました。自由時間はあまり無かったのですが、それでもいつものごとく写真を撮り、できる限り歩き回ったりして面白かったので、簡単に旅行記にしてアップします。

シカゴからシドニーは直行便がないので、西海岸で一回乗り換えとなります。15日木曜日の午後にシカゴを出ると、17日土曜日の朝にシドニー着。西海岸(ロス)まで4時間半、そこから14時間半のロングフライトです。

この日は先週の大雪の影響が全米各地にあったようで、あちこちで飛行機の遅延が多発。ロス→シドニーの第1便に乗り遅れた人が沢山出て、僕の乗った第2便は搭乗率100%でした。

確かに長いフライトでしたが、日本行きとかで慣れているのであんまり苦にならなかったな。太平洋上で爆睡しました。

ただ、真夜中にスナックだとか行ってサンドイッチが出されました。最初、「おお、朝ご飯!もうそろそろ到着か。」なんて思ったのですが、画面を見るとまだあと6時間。おいおい、こんな真夜中におこすなよ。。。

西に行くのでずーっと暗闇の中を飛んでいくのですが、オーストラリアが近づいてきたところで夜が明けます。きれいでした。

シドニー到着!沢山のカンガルー(カンタス航空)がお出迎え。

この日は知人に会いに日帰りでキャンベラへ。シドニーから300kmくらいかな。本当はバスとか列車で行きたかったのですが、荷物があったり時間がなかったりで往復、飛行機で飛ぶことになりました。

入国に際しては、ビザが必要です。実は、出発3日前になってビザが必要なことに気づき青くなったのですが、インターネットで簡単に取れました。というわけで、入国審査は難なく通過。近代的でしずかで落ち着いた空港が良い感じです。

入国のあと、税関。ここが結構厳しいみたいで、食べ物を持っていると100%チェックされるみたい。おみやげのお菓子などを持っていたので「申告あり」となって検査台の方へ行かされて、あれこれ質問。結局、ただのお菓子だけだとわかり、中を見せたりせずに通してもらえたのですが、そこでのやりとりが印象的でした。税関のおばちゃんに「Do you have any product of メイト?」とかって聞かれたんですよね。なんだって?メイト?もう一回聞き直す。すごく丁寧にゆっくりはっきり、「Do you have any product of メイト?」。。。メイトってなんだよ、友達か?でも「マイト」と言っているようにも聞こえるな。でも、マイトってなんだ?Mite? それじゃムシじゃないか、そんな食べ物があるのか、ここには?と悩んだ末、はたと、「Meat、肉のことか!」と気がつきました。ここは税関だものな。いやー、いきなりオーストラリア英語の洗礼を浴びるとは。ゆっくりと丁寧に発音してくれてこれだものなあ、困っちゃうよなあ。エイがアイになるというのは聞かされていたのですが、どうも「イー」が「アイ」のような音になることが多々あるようです。people もパイポみたいに聞こえるし。たはは。

あれこれしているうちに、日は高く昇り、真夏の太陽がさんさんと!2月なのに真夏だ。ここはオーストラリアだ。

シカゴから着てきたジャケットが大荷物です。立派なシカゴジャケットだねえ、なんてからかわれたりしました。これでも薄着してきたんだぞお!氷点下25度から盛夏25度へ50度上昇。


キャンベラは古い大都市ではなく、70年代に首都機能を移転させて作ったところ。ワシントンDCやブラジリアのようなものですが、シドニーからの飛行機はこんな小さなプロペラ機です。

シドニーは大都会の景観が広がっていたのですが、飛び立ってものの5分もしないうちになんとまわりはこんなに田舎になってしまいます。たまに街があるくらいで、ほとんどは手つかずの大自然。グランドキャニオンみたいなのもあったぞ!すごいことだ。

カンタス航空国内線ってことで、中はもう完全にオーストラリア英語の世界。1時間足らずの国内線ですが、お菓子と飲み物が出ます。まわりはみんなワインを飲んでいるなあ。僕はジンジャーエールを頼むと、「うーん、無いんだよね、似たのならジンジャービールってのがあるんだけれど」って言われた。ちょっと待ってよ、これから人に会うんだ、酔っぱらってらんないよ、と思ってコーラにしました。実はあとから判明したのですが、このジンジャービールってオーストラリアのソフトドリンクで、アルコールじゃないんですね。ルートビアみたいな感覚。で、あとでスーパーで買って飲んでみたのですが、ジンジャーエールよりもショウガの甘みと苦みがぷんぷんきいていてこれはいける!日本でもこだわりのバーとかでジンジャーエールを頼んでこういうのが出てきたことがありますが、とにかくこれはショウガって感じでおいしかった。おみやげにしました。

水平飛行になって飲み物、お菓子が出たかと思うともう着陸態勢にはいります。

キャンベラはなんだか田舎の小都市という感じ。向こう側の大自然が見えるし、高い建物がほとんど無い。ただ、ジェット噴水というモニュメントのような噴水があって、それだけちょっと立派。


なんと鄙びた空港だ。

ところで、オーストラリアの国内線第2位は、ヴァージンアトランティックの子会社、ヴァージンブルーとかいう航空会社。しばらく前にアンセット航空が破綻してそれを買収したそうな。

首尾良く知人と久々の再会。

お昼ご飯はキャンベラでも2番目か3番目の繁華街というようなところへ連れて行ってもらったのですが、繁華街っていったってこの写真のような雰囲気です。お店がある、ってのが繁華街の定義、、、?

どうも、キャンベラの印象というと、想像以上に小さな田舎の街だったっていうのが大きくてついついそういう話ばかりになってしまいますね。でも、好調経済を反映して、物価は結構高いし、おしゃれなレストランも結構ありました。地価の上がったシドニーからこっちに移り住んでくる人も結構いるらしく、最近とみに発展しているそうです。

少しだけ市内観光ということになり、国会議事堂へつれてきてもらいました。新しいです。ただで見学できます。こんな田舎の町にこんな面白い建築があるのが楽しいです。

議会は二院制で、これは下院。上院はこれの色違い(緑だったかな)。

きれいで落ち着いた街ではありました。街の中心にある人造湖とかきれいだし、緑もとても多かった。あと、定番のミュージアムもあってみんな行くみたいです、僕は時間もなくて行かなかったけれど。

夕方の便でシドニーへ戻ります。上から見下ろすシドニーはうってかわっての大都会。明日から四日間ここに滞在です。

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