4月2日月曜日

地元開幕戦!! シカゴ・ホワイトソックス 対 クリーブランド・インディアンス

Cleveland 12, Chi White Sox 5
(1-0)
  Final 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
Cleveland 5 4 2 0 0 0 0 1 0 12 13 0
Chi White Sox 2 0 1 0 0 0 0 0 2 5 10 1
Box Score
WP: C.C. Sabathia (1-0)
LP: J. Contreras (0-1)
(0-1)

いよいよ今年もメジャーが開幕。昨日のセントルイスでのシーズン開幕戦に続き、今日はシカゴでホワイトソックスの開幕戦です。僕の周りは開幕戦に行ったことのある人が誰もいなかったので、みんなで行ってきました。

で、ちゃんと開幕セレモニーというのが執り行われまして、時間としては少しだけですが、すごく豪勢でした。日本でも、松坂の属するボストン・レッドソックスの開幕戦の模様が大々的に報道されてたようですが、同じものを全米中でやるわけですね。日本での開幕戦というのも行ったことがないので比較はできないのですがきっと大分感じが違うんでしょうね。

球場に到着すると、あちこちにOpening Dayの表示があり、当たり前ですが観客も沢山入っていて、いやが上にも気分が盛り上がります。球場内のあちこちでアンケートに答えてもれなく球団グッズプレゼントとか、選手のサイン入りグッズのオークションだとか、普段見ないようなプロモーションを沢山やっていました。

試合前30分くらいから、ぼちぼちセレモニー開始、という感じです。最初の方は始球式とかやってたみたいですが、ふらふらしながらホットドックにかぶりついてたりして気がつきませんでした(笑)。まあ、こういうのもアメリカ流!?

続いて、両チームのメンバーが1人ずつ名前をアナウンスされフィールドに整列していきます。まずはアウェイのインディアンスのコーチや裏方さん、そして選手、監督。ここまでは思ったよりも静か。
続いて一気にボルテージが上がり(^^;)、ホワイトソックスのメンバーも1人1人登場していきます。井口君もさっそうと登場。

あれ、センターの後ろからなにやら行進してきたぞ、何だろう?
最後にソックスの監督、オジーが登場し、大声援の中、両チームの監督がホーム上でがっちり握手。

とまあ、ここまでだけでも普段にはない演出で充分ワクワクしたのですが、見物はこの後でした。まず、アナウンスはいったん落ち着きを取り戻し、過去のホワイトソックスの名選手や関係者を紹介し、全員でしばし黙祷を捧げます。これもさりげないいつも通りの開幕の一コマなんでしょうけれど、とても新鮮に思えました。こういうところにもベースボールの歴史への誇りや伝統への愛着が感じられます。

そして、いつのまにやらさっき行進してきた連中が移動していて、フィールドにはでっかい星条旗と星マークが。はー、凝っているなあ。続いて毎回おなじみのアメリカ国歌です。でも、いつもにもまして趣があるなあ。さて、サビの盛り上がりを経て国家が終わるかな、というところで東の空(レフト後方)を見ると、飛行機が2つ並んで見えます。シカゴは大きな空港があり飛行機は普段もよく見えますが、二台揃ってあんなに低く?!と思っていると、ものすごい速度で迫ってきたのはなんと戦闘機!!2台並んで信じられないほどの低空飛行で球場の真上を飛び抜けていきました。それも国家が終わったところのピッタリのジャストタイミングで。上空を通過してホンの一瞬おいて、聞いたことのないようなすごい爆音。こんな演出、聞いてなかったので、とにかくドキドキしてしまいました。帰って読んだのですが、レッドソックスの開幕戦でも戦闘機を使った演出にマツザカも大感激、なんて書いてありましたが、これってどこの球場でもやることなんでしょうか?僕個人的にはミリタリーな演出はあんまり好みではないのですが、そこまでやるかっていう演出でアドレナリンもいっぱい放出、なんだかわけもなく感動してしまいました。

緊張をほどくかのような楽しげなBGMに切り替わると、アナウンサーもノリノリでシーズンの開幕を告げます。花火が沢山上がった後は、無数の風船が放たれこれも楽しい演出ですね。3つの色が風に乗って大空に広がっていきました。

開幕の雰囲気って普段とどのくらい違うのだろう、なんて思いながら球場に足を運んだわけですが、偉い人のスピーチなんてなくて、ファンもお祭り騒ぎ、30分足らずの開幕セレモニーでこんなにシーズンインの高揚感を味わえるとは思いませんでした。満足、満足。

ちなみに、開幕戦のチケットですが、それほど高くはありませんでした。(ちなみに定価は他の試合と同じですが、定価のチケットは早々に売り切れてしまうため、インターネット上などのチケットサイトから買うことになります)。ホワイトソックスは優勝から2年目となり、一時期の大人気ぶりは落ち着いてきたようです。開幕の2週間くらい前までは、なんとオフィシャルサイトで定価のチケットもごくわずかながら売っていたくらいです。カブスじゃあり得ない現象です。ソックスでも去年だったら考えられないです。ボストンやニューヨークの開幕戦はどうなんだろう?相当お金を積まないと観戦できないんだろうなあ。。。

さて、試合の方はと言いますと。。。インディアンスのサイズモアに先頭打者HRを浴びるわ、先発ホセコントレラスは2回持たずノックアウトされるわ、チャンスで井口がことごとく凡退するわで、全然ダメでした。セレモニーの興奮冷めやらない大勢の観客でしたが、良いところの少ない一方的な試合展開で、みんなおしゃべりしてたりして球場は落ち着かず集中力のないムードでした。ま、こういうこともあるよな。セレモニーを楽しんだから今日はそれで良いとしよう。

てなわけで、試合内容については今日は省略...

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