4月30日日曜日

横浜対広島@横浜スタジアム

用事があって一時帰国です。といっても、シカゴでやることが山積みなので今回は3泊だけです。日曜は友人のHにお願いして横浜スタジアムに野球を見に行ってきました(付き合ってくれてどうもありがとう〜)。日本の野球なんて久しぶりで、しかも横浜スタジアムは生まれて初めてなので、楽しんできました。今日はアメリカと日本との観戦スタイルの比較にフォーカスして書いてみますね。

横浜対広島なんて当日直前でも楽勝で入れるだろうなんてたかをくくっていったのですが、ゴールデンウィークのはじめで天気に恵まれたということもあって大混雑。3塁側外野スタンドの一番後ろで立ち見に。ひょえ。

 写真は試合開始前ですが、内野席の外野に近い方はぎっしりです。これ、日本とアメリカですごく好対照なんですよね。内野席と外野席の位置づけ。日本のように外野スタンドはぎっしり満員で内野は空きが目立つ、ってことはアメリカでは考えられません。外野席自体、数が少ない球場が多いし時にはほとんどなかったりします。内野席のグラウンドに近い方はホームから遠くてもすごく良い席とされています。 

これ、どういう視点で観戦を楽しむかが現れていると思います。日本では外野で自チームをみんなでわいわい応援するのが楽しいんですよね。メジャーでは、そういうのもなくはないですが、一流のプレーや憧れの選手を堪能するというのが基本なのでやっぱり内野で間近に、ということになります。

 横浜スタジアムははじめてでしたが、古い割りにきれいですね。慣れ親しんだ日本の球場、という味わいはありました。試合の開始前や合間のエンターテイメントは貧弱でしたねー。これは横スタがそうなのか、日本全体そうなのか、よく知らないのですが...おきまりのチアリーダーのパフォーマンス。。。もう少しなんとかならないかな。あ、でも球団マスコットは好きだな。マスコットって、アメリカではそれほど一般的ではないんです。上の写真に写っているのはベイスターズのマスコット、ホッシーファミリー。

結構、絵になりますよね。ピッチャーは中継ぎで出てきた横浜期待の若手、秦。守っているのはベテラン石井琢朗と村田修一。石井琢がまだ頑張っていて感激です。バッターは誰かな?この構えは東出?
広島カープファン、大勢いました。みんなでメガホン持って立ったり座ったり、盛り上がっています。

 これ、すごく日本的です!まず、横浜のホームゲームなのに遠い地方都市のチームのファンが大勢いる。これはアメリカではあり得なくて、応援するチームというものに関して社会的な文化比較ができそうです。

 それから、みんなで一斉に応援する!一緒に歌ったりかけ声かけたり、同じ動作をしたり。リードする応援団長がいたり、鳴り物や旗があって。これらすべて、アメリカではありえません。この違いは面白いですね。でも、これが日本的文化かどうかはよく分からなくて、多分、韓国や台湾にもありますよね。あと、サッカーの場合はどこの国でもこっちに近い。

おそらく、アメリカ流の野球の見方というのがアメリカ固有なのかもしれません。野球はサッカーなどと比較して息をのむ瞬間を楽しむ「間のスポーツ」と言われています。ですから、それを最大限堪能する、という意味では、アメリカのように鳴り物無しでメリハリのある大騒ぎ、という方が理にかなっているように思えます。アメフトとも共通するものがありますね。

 ただ、日本のように大勢一緒に必死になってひいきチームを応援する、っていう観戦スタイルもこれはこれで楽しいです。両方有りでしょう。知人のアメリカ人で横浜スタジアムで観戦したことのある人がいるのですが、「あれはすごく面白い体験だったよ!また行ってみたいなあ。」なんて言ってました。かなり新鮮だったようです。

広島が先発全員安打で快勝!栗原、前田、ダグラスが活躍してファンは大満足。

 前田さんの弾丸ライナーホームランはすごかった!あと、楽勝にもかかわらず抑えの1人永川が投げたのですが、今日一番はやかった(154km)。変化球も良いみたいだし、良いピッチャーですね(速かった、といっても大リーグでは平均的なスピードだったりするのですが)。

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